雪山キャンプ 2009年2月

今回は以前からやりたかった、雪中キャンプです。冬のキャンプで一番心配なのは気温と思いがちですが、意外と寒さは気になりませんでした。それよりも、キャンプをする場所を探すのが大変でした。場所の条件は「焚き火が出来て、人が少なく、トイレがあり、無料」ってのが狭めてるのかと...


トイレのある山奥の駐車場泊

のはずでした。トイレの施設は有ったのですが閉鎖されていました。なのでただの山奥の駐車場です。でも、雪がないと文句言いましたが雪が有るので良しとします。



前回のアルミシートから、さらにグレードアップしてプラスチック段ボール。三面に貼りました。貼ったと言っても挟み込んだだけですのでいつでも取り外し可能。見た目も良くなり茶色い段ボールも無くなりました。冬用の寝袋の上に夏用の肌掛けをかけました。寝袋から出ている顔が冷たくなるのを防ぐ為に寝袋の上からかけます。なんせ暖冬で問題ないと言っても標高は1000m超えてると思われるこの場所は-10℃以下かと...



バーベキューですので、一応消火器持参です。



こんな寒い中では、カセットガスなどガス製品は使えません。こんな時に「コールマン 413Hツーバーナー」は心強いです。ただ、これに火をつける為のライターが着きませんでした。



さすがに直火はまずいかとのことで、バーベキューの前にバーベキューコンロで薪を燃やして焚き火。



もちろん夜になれば真っ暗です。雪の中でも問題なく明るい「コールマン ノーススターチューブマントルランタン」



豚汁です。湯気で中身がまったく見えません...。こんな寒い中でもフルパワーであっという間にお湯が沸きます。頼もしい。



室内の暖房は「ユニフレーム ワーム」カセットガスストーブです。さすがに着かないかなと思ったのですが、なんと着きました。寒い時に使う物ですのでちゃんと考えられてました。一酸化炭素中毒にならないように気をつけて。まぁ幌の中なのですきま風が入るくらい密閉されてませんので。あとは、湯たんぽを使いました。



夜に降っていた粉雪も朝にはやんでいい天気に。こんな中でも、ちゃんと火がつきます。朝一の豚汁はめっちゃ幸せでした。



鉄板をのっけて、朝からステーキ。昨日の夜残ったお肉を全て焼き朝から焼き肉です。ちょっと苦しかったー



4人でのキャンプでしたが、一人は仕事のためここから仕事へ。残った3人でお肉を詰め込む。


キャンプは冬がいい(^-^)


言い出しっぺは僕です。
以前いつものキャンプ仲間が「10年ぐらい前に雪中キャンプをした」という話をしてて、
「僕もやりたい!」
というわがままに付き合ってもらいました。

いつもは一人でキャンプをしてますが、さすがに雪山でのキャンプはちょっと不安。
寒さもそうですが、夜中に大雪でも降って積もって脱出不可能状態とか...

で、場所やその他計画は経験者に任せて愛知→長野県大岡村へ。
10年前は戸隠でのテントキャンプをしたそうですが、今回は下見に行ったら道中除雪していなかった為断念。
まさか、この時期にオープンしているキャンプ場もなくキャンプする場所がないというハプニングに。

で、いろいろ記憶をたどった結果、以前キャンプをしていた人を見たという山奥の公園へ。
道路からすぐの所で、トイレもある。
と思ってたら、トイレは封鎖。

でも、なんとか車を停めるスペースと食事するスペースがある。
時間的に移動も無理なので、今回はここで決行しました。
今回は全員車中泊。
僕は軽トラの幌の中です。

当然、雪は積もってます。
寒そうだなーって言ってたら、サラッサラの粉雪が...
粉雪って事は、気温がかなり低いって事で...

バーベキューコンロで、持って来た薪で焚き火。
ツーバーナーで豚汁と、湯たんぽ用のお湯をわかす。

豚汁を食べながら、今度はバーベキューコンロでの焚き火をやめて、炭をおこして焼き肉。

毎度ながら、大量の肉肉肉
食べきれず、朝食用に。

と、まぁここまでは冬のバーベキュー大会ですが、そこで寝るとなるといろいろ心配が。

冬のキャンプは、車の中で寝てもアイドリングはしません。
着込んで、温かくしてればOK
夏に車だと熱くて眠れない為クーラー付ける為にアイドリングする人もいますが、
キャンプへ行ってエンジン付けっぱなしってなんか違う気がします。

みんな、毛布に布団に湯たんぽにと装備はバッチリ。
当然僕も。

一応就寝時am1時30分の幌の中の気温(腕時計の温度計)-5℃
実際はどれくらいだったのか...

でも、僕はなんら問題なく寝付き、中には暑くて寝苦しいって人も。

朝方少し寒い感じがして、目が覚めて腕時計を見ると-6℃以下
どうも、夜中に少し暑かったのか肩がシュラフから出てて寒かったみたいで、またシュラフに潜り込み2度寝。
気がつくとam9時30分、太陽が照って気持ち良さそう。

ストーブを付けて、着替えて外へ出ると...
風が冷たくやっぱり寒い...
太陽は暖かいんですが...

ま、太陽が出てると寒くても気分はよく、朝食作り。
っても、昨日作った凍りかけの豚汁を温めなおし、鉄板で焼き肉。

これがまたうまい。

朝からガッツリ食べて、今回のキャンプは終了。


今回の僕の装備
軽トラ幌付き。
コールマン GIコット
ロゴス 3シーズンシュラフ(コットの上に敷きコールマンシュラフの下)
コールマン タスマンX(-18℃対応)
コールマン ツーバーナー413H
コールマン ノーススターチューブマントルランタン
ユニフレーム ガスストーブ
湯たんぽ

GIコットは180cmの僕が寝てもOKの幅と長さ。
軽トラの荷台は194cmの長さがあるので、そのままスッポリちょうど収まります。
タスマンは-18℃対応となってますが、かなり着込まないとちょっと無理かもしれません。
シュラフの下にシュラフを敷きその上に肌掛けをかけて寝ましたが、朝方は少しチャックから冷気がシンシンと来ました。
幌の中は、ダンプラ(プラスチックで出来た段ボール)を三面に貼ってます。

で、幌内でカセットガスストーブを使ってみる。
一酸化炭素中毒を気にしながらも、強い風が吹くと車は揺れるし幌内に冷たい風が吹く。
って事は密閉された室内とはちょっと言えないか...

でも、かなり効果ありで時計の温度計の温度がグングン上がって行く。
だいたい0℃ぐらいになると、温かく感じます。
ま、実際寒い気温ですがそれ以上に寒いとこにいたので、そう感じます。

濡れた衣服も乾かせます。


カセットガスは気温が低いと使えないと思っていましたが、一応少量入っているプロパンガスで火がつけば
ガス缶を暖める器具がついているので、5分ぐらいすると通常通り使えます。


ツーバーナーはさすがにガソリンなので雪の上でも初めからフルパワーで使えました。
もちろんランタンも。
ただ、ノーススターは何回使っても自動着火はうまくいきません。

ただ...


ツーバーナーの火を付ける為のライターがガスで火がつかないためポケットであっためないと使用不可でした。
でも、さすがに火力が強いのであの寒さのなかでもあっという間にお湯が沸騰します。
常にフルパワーを使っていなかったので、コンロを二つ使っていても1Lのホワイトガソリンで数時間持ちました。

ちなみにコールマンの回し者です(^-^

幌の中でのガソリン系は、かなり一酸化炭素中毒になる確率が高いと思います。
なぜなら...
一応試してみました....
火がついてからすぐにヤバイとわかるくらいです。

やっぱり火力が強いので酸素もたくさん使うのでしょう。
一気に幌の中は温かくなるほどのパワーです。



今回は雪中キャンプでしたが、長野市は平地でも夜は0℃以下になりますので、通常の車中泊でも同じ装備です。
今回も1週間ほど滞在しましたが、夏と違い停泊場所に困りました。
水とトイレが確保される場所は意外と限られていて、水やトイレは冬場は閉鎖されている場所がたくさんありました。

その他長期間のキャンプで困るのは、電源とゴミの問題。
自然の中での生活ですので、なるべくエコに過ごしたいと思っています。
アイドリングでの電源確保はなるべく避けるためサブバッテリを積んでますが、長期間だと使う方が多く充電は無理ですし、
ゴミもなるべく出したくないのですが、出ます。
コンビニでの買い物の場合はなるべくその場で捨てますが、次のコンビニの場合もあります。
最近ではゴミ箱が店内に設置してあるとこもありました。

それと、キャンプ場以外でコンロを使える場所もなかなかないので、橋の下とかでの夕食って事もあります。
で、その後の後片付けです。
自宅では普通に水道で合成洗剤をつかいますが、自然の中では何となく気が引ける。
探してみると、今は意外とエコ流行でそんな人の為にいろいろ出てました。
純石けん成分の洗剤や天然素材のスポンジなどなど、少し価格は高いですが普通にスーパー「西友」で売ってました。
あんまり気にし過ぎなのでしょうか...


なんだか、キャンプというよりは野宿に近くなりました(-_-;)
こんな野宿をこの1年で一応全シーズン通してみました。
夏は寝にくいですが、お風呂に困らないし(水を溜めておけばお湯になる)
春秋冬は、温泉やお風呂の楽しみ+虫はいないし快適に睡眠が出来ますが、場所に困る。
一長一短ありますが、キャンプは夏だけではなく通年出来る趣味です。

興味ある方やおすすめの場所(無料もしくは限りなく無料)を知っている方はご一報ください。
どこかでご一緒しましょう。

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